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アラスカでの生活経験者が語る!アラスカに住む前に覚悟しておくべき10のこと

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私、アラスカに留学する前とした後じゃ、当たり前だと思うけどアラスカに対する印象が180度変わったんです。

なんていうか私が行ったことのある他の外国よりもイメージと違ったというか、あんまり日本のメディアで取り上げられることも他の有名な観光地よりは少ないから情報量が少なかったのもあるんですが、アラスカは想像を超える場所でした。

アラスカに約1年留学して、まず結果アラスカに住んでよかったかと聞かれたら即答で本当にめちゃくちゃ良かった!!他の日本人にもぜひお勧めしたいと思える場所でした。

なので将来アラスカに旅行や、または移住を考えてる方に、アラスカの良かったところと、これは覚悟しておきべき!と思うポイントを紹介していきますので、参考になれば幸いです( ^ω^ )

1〜10までほんとに大切なことを書きましたので最後までご覧ください!

かなりの文量になりそうなので今回は、覚悟しておくべきポイントを紹介します!

アラスカの良かったところは次回投稿します(^ ^)

目次

  1. 都会の便利さへの期待は捨てるべし
  2. 冬になったら車のフロントガラスにヒビが入る。冬中洗車不可。コンセントに繋がないとバッテリー上がる。
  3. 車がないと超不便
  4. 車の運転にはほんとに気をつけて!!
  5. 物価が高いめ
  6. 乾燥には注意。スキンケア、ヘアケアしっかりしましょう。
  7. 最新の暮らしは求めないで
  8. 光熱費が高いかも
  9. 真冬は日照時間がかなり短い。鬱に気をつけて。ビタミンDサプリ必須!
  10. アル中、アルコール依存症。とにかくお酒には気をつけて。仲間の安全を絶対に絶対に確保して。

覚悟しておくべきこと10

(1)都会の便利さへの期待は捨てるべし

私は大阪出身です。大学時代のバイトも梅田の繁華街でバイトしたり、大学帰りに遊びに寄るのはいつも梅田。都会の生活に慣れている人からすれば、アラスカは驚くほど色々スローペースだし、衝撃を受けると思います。旅行ならまだしも、移住となればこれが当たり前になります。アラスカの最大の都市アンカレッジにいれば多少便利ではあると思いますが、治安がいい都市ではないので、住むなら本当に気をつけてエリアを選んで欲しいし、可能ならアンカレッジ以外の方がいいかもしれません。私が住んでいたアラスカ第二の街フェアバンクスですが、フェアバンクスに便利さはほんとに期待しない方がいいです。。

電車も長距離列車しかありませんし、クラブなど数は限られています。お酒を飲むのが文化のようなものなので、バーは結構合ったりします。

(2)冬になったら車のフロントガラスにヒビが入る。冬中洗車不可。コンセントに繋がないとバッテリー上がる。

は?と思ったかもしれませんね。笑

真冬になるとフェアバンクスでは氷点下40〜50℃くらいになります。私がアラスカにいた冬は氷点下43℃まで下がったかな。

日本じゃ北海道の最北端でそのくらいになるでしょうが他の地域ではまずありえない気温ですよね。

ここまでの気温になると、日本ではありえない現象が起こります。寒さで車のフロントガラスにヒビが入ります。ヒビが入っている車はそこらじゅうにあって、別に当たり前なのでみんな気にしてません。かっこいいお高い車に乗っている人も少ないです。なぜならそんなファンシーな車必要ないからです。

洗車ですが、お話しした通り、冬はずっと氷点下です。どんなに暖かくても氷点下5〜10℃くらいです。そんな時に洗車するとどうなると思いますか?一瞬でその水滴全部凍ります。大変なことになりますよね。事実ガソリンスタンドの洗車コーナーも冬になったらやってません。なので冬はみーんな泥まみれのきったない車に乗っています♪(笑)

アラスカの寒さを舐めたらあかんです。寒さで車のバッテリーが上がって翌朝には使えません。なので、使わない間はコンセントに繋いでバッテリーを充電しておく必要があります。

アラスカでは車からたら〜んとコンセントがぶら下がっています。

イメージはこんな感じ。

画像はGoogleから引用

なかなか衝撃的というか日本では見ない光景ですよね!

車好きな人にしたらちょっと覚悟しておいた方がいいのかな?と思ってので紹介しました。

(3)車がないと超不便

まぁ車があっても日本に比べればだいぶ不便だとは思うのですが、紹介した通り、日本のような地下鉄や電車はありません。長距離列車しかありません。住んでいる人口が少ないんだもん、需要がなかなかね…。

フェアバンクス内はバスが通っていますので、バスである程度移動はできます。UAF(私が留学していた大学)内も通り、広大な大学内にもいくつもバス停があります。UAFの学生証を提示すれば学生は無料でバスを利用することができます!

ただし、時間通りに来ることは少ないので極寒の中ちょっと待たなきゃいけない覚悟はしておいてください^^;

バスは日本のように番号などで細かく分かれているわけではなく、レッドラインとかパープルラインとか、色で区別されています。大阪の地下鉄線を思い出しますww

バスでフレッドマイヤーやウォルマートなどに買い物に行くことはできます。

ただ日曜日はバスお休みなので車がなければお家におこもり必至です(⌒▽⌒)

なので日本の免許がある人はとりあえず国際免許を取得してからアラスカに行きましょう!とはいっても国際免許は1年間しか有効ではないし、州によっては3ヶ月間しか使えないという州もあるようなので、移住する方はアメリカで免許を取る必要があるでしょう。ただ、アメリカの免許は日本ほど厳しくないようなので、免許自体は簡単に取れるだろうし、費用もそんなにかからないようですよ( ^ω^ )

(4)車の運転にはほんとに気をつけて!!

車がないと不便だとお話ししましたが、氷点下の日々が続くようになると道路の表面は凍ります。もちろん除雪車は定期的に除雪してくれるのですが、道路の路面は凍ってます。溶かすために砂利や粗塩を撒いたりと対策はしてくれているのですが、やっぱり路面は凍ってます。なのでどんなに急いでいても、安全運転、ゆっくり運転してください。危ないです。

How to Prepare for Winter Roads in Fairbanks
Googleから引用

↑実際にこんな感じです。日中でもライト必須です。

私も実際、フェアバンクスからチナ温泉に向かう道中、山の中を走行していた時。アラスカにはすでに数年住んでいた主人が運転しており、もちろんゆっくり運転していたとは思うのですが、凍った路面でスリップし、ほんとに漫画のようにくるくるくる〜〜っと車がスピンして、私死ぬ。と思ったら運よく道路の脇に溜まっていた雪に後ろ向きに突っ込む形で落ちたので車に損傷もなく、怪我もなく無事だったし、すぐに通りかかったトラックが車を引っ張り出してくれたのでことなきを得ました。

私は本当に運が良かったですが、車の運転には充分気をつけてください!!

(5)物価が高いめ

アラスカはアメリカ合衆国の一部ではありますが、カナダを挟んで飛び地になっています。極寒の気候もあり、野菜などの農作物を作るのはほぼ無理です。なので輸入するなど、他の州などから配送してもらう必要があります。

輸送費がかかるため、野菜などアラスカで生産できないものは特に結構高いです。

例えば大学内の食堂でサラダを食べた時は、サラダなのに800円くらいはしました笑

なので、野菜やフルーツなど、冷凍食品にお世話になることが増えるかもしれませんね。

(6)乾燥には注意。スキンケア、ヘアケアしっかりしましょう。

フェアバンクスは雪はたくさん降るのですが、空気はとても乾燥しています。真冬に近づくにつれて、どんどん乾燥していきます。

氷点下なので、雪はずっと残っているのですが、空気が乾燥しているせいで、雪はサラサラな感触。雪だるまを作ろうとしても水分がなくまとまりません。そのくらい乾燥してます。

シャンプーをして髪が濡れた状態でいても1時間もすれば勝手に髪が乾いてました(私今も当時もロングヘア)。

なので、本当に保湿命です!!!

お風呂から上がったらソッコースキンケアをして、ボディクリーム塗って、ヘアオイル塗って、ちゃんとすぐにドライヤーで乾かしましょう。アラスカで私の髪は一度死にました。(笑)パッサパサでした。

ただ今となってはちょっとはマシになるかも?という対策方法があるのでこちらまた別途投稿していきたいと思います!

空気が乾燥しているので火の扱いにも十分気をつけてくださいね。

(7)最新の暮らしは求めないで

最初に紹介したのと関連しますが、ファッションにおいても、メイクについても、最新の流行をアラスカで体験はできないかもしれませんというかおそらく無理です。アラスカでヒールなんて履いてその辺歩くとか無理だし、逆に笑われちゃうと思います笑

なのでファッションが大好きな人、おしゃれしたい人には思うようにいかないことも多いかもしれないです。思い切ってアラスカンスタイルを楽しむぞ!という意気込みでおしゃれを考えるのはやめたほうがいいんじゃないかな。一周回ってアラスカんファッションおしゃれと思う意気込みで。

アンカレッジには大型ショッピングモールはありますが、フェアバンクスにはありませ〜ん。

一応モールと呼ばれる場所があったので行ってみたのですが、なんとお店の数10店舗くらいしかなかったんじゃないかな。いや〜あの時は衝撃を受けたわ。。まぁ私の好きなアメリカンイーグルはあったので良かったけどぉ。

Bentley Mall Of Fairbanks - Home | Facebook

↑フェアバンクスにある唯一のモール。期待せんといてなぁ。

(8)光熱費が高いかも

私は寮に住んでいたので、毎月光熱費を請求されることはなかったので詳しいことは分かりませんが、寮に住むにも、1学期間(4〜5ヶ月程度)で25万円ほどしました。しかもワンルームでトイレ、お風呂は共同です。キッチンも1回に小さいのがあるだけなので料理もなかなかできないし忙しいので、毎日大学内のレストランを利用。余談ですが大学内のレストランはプリペイド式で、プランも選べるのですが、一番高いのにして、それにも学期ごと20万円ほどはかかりました。食事はともかく、寮で、トイレもお風呂もキッチンも部屋についてないのにしかも学生だよ?の割に結構いいお値段しますよね。そこには光熱費管理費も含まれているので割高なのでしょう。

アラスカの冬はずーっと氷点下。24時間毎日ずっと暖房をつけていないと家の中が凍ってしまいます。自分が留守にする間でも、最低限の温度で暖房をつけておく必要があります。家の中が凍らないために、暖房をつけておく必要があるということです!^^;

(9)真冬は日照時間がかなり短い。鬱に気をつけて。ビタミンDサプリ必須!

フェアバンクスでは夏は最大で日照時間が21時間あるのに対し、冬はほとんど日が昇らない日々もあるという白夜とオーロラの街です。真冬1月頃が一番くらいかな。日の出が午前11頃、日の入りが午後3時頃という感じです。

日光にはビタミンDが含まれているらしく、日光が不足するとビタミンDが不足するそう。ビタミンDが不足すると、気持ちが落ち込みやすくなるらしく鬱状態になってしまう人もいます。

なので、ビタミンDのサプリを飲んで鬱状態などにならないよう気をつけてください!

あとはハッピーライトと呼ばれる大きめの結構眩しめのライトがあるのですが、そのライトを浴びることにより鬱状態を防ぐという方法もあります。大学内でもハッピーライトの貸し出しがありました(笑)私は使ったことありませんが、移住するならこう言ったものを買ってもいいかもしれません。

真冬は日照時間が極端に短いので、朝になっても暗いです。なのでずっと眠たいような感じに思うかもしれませんが、しっかり通常の時間に起き、寝ることを意識することが大切です。

(10)アル中、アルコール依存症。とにかくお酒には気をつけて。仲間の安全を絶対に絶対に確保して。

アラスカにはアラスカ先住民も多くいて、フェアバンクスにもたくさんの先住民が住んでいます。紹介してきた通り、田舎なので、あんまりやることがないということもあり、日照時間が短く気分が落ち込みやすいということもあり、何かとお酒を飲む文化が根付いています。

実際私が友人と遊ぶ時もお酒を飲まない日なんて逆になかったくらい。

適量飲むのはいいと別にいいと思いますが、アラスカに住んでいる皆さん、かなりの呑んべえです( ´ ▽ ` )めちゃめちゃ飲むし、実際アルコール依存症になっているような人たくさんいます。

日本でも、飲みすぎてその辺の道端で潰れている人を見かけることはありますが、それをアラスカでやっちゃったら確実に死にます。外は氷点下30℃とかです。お酒の飲み過ぎにはほんとに注意して。一緒に飲んでいた友達が飲みすぎているなと思ったら、絶対に絶対にちゃんと家まで送ってあげるか、タクシーを呼ぶなど、確実に家に帰ることを守ってください。

実は、アラスカ留学中に私は友人を一人亡くしました。

彼はアラスカ先住民で、主人の親友の一人でした。亡くなる前の日の夜、ばったり大学内で会い、立ち話をして、翌日お給料日だから飲みに行くんだ〜なんて彼は言ってました。亡くなる当日の夜、彼から、バーにいるから飲みに来ないかと主人にお誘いのメールが届きましたが、その夜は私たちは主人宅で映画を観て楽しんでいたのでその夜はバーには行きませんでした。その翌日の夕方、彼のお姉さんから主人に連絡があり、彼が亡くなったとの知らせが。

その夜彼はバーで友人とお酒を飲み、タクシーも呼ばず徒歩で自宅に向かったそうですが、酔っ払っていたのか、気分が悪くなったのか分かりませんが、道端で潰れたのか眠ってしまったのかそれも分かりせんが、その夜の気温氷点下35℃。そんな寒さの中眠ってしまい、彼の命はなくなりました。その夜、私たちが彼からのお誘いを断ることなくバーに行っていたら一緒に車に乗って帰っただろうに、、、その夜が冬ではなく夏だったら彼はおそらく亡くならずにすんだ…、一緒に飲んでいた友人だれかが介抱して家まで送ってくれていたら…、彼がバーまで迎えにきてくれと連絡してくれてたら行ったのに、、、もっと彼と仲良くなりたかった、、などいろんな後悔に苛まれたし、改めてアラスカの、極寒の怖さを思い知らされました。

ですので、アラスカの寒さを軽んじてはいけません。日本にいる時以上に、仲間お互いの身の安全に気を使ってください。

最後は特に暗い話になってしまいましたが、アラスカに住む際に覚悟しておくべきことをご紹介しました。

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