こんにちは。
アメリカはフロリダから更新しています。フロリダといえばハリケーンなどの自然災害がよく起こる場所です。土地も海抜ほぼ0mなので雨が降っただけで洪水になることもしばしばです。
なので我が家も日頃から災害対策を考える機会が多いですし、家でもできる災害対策をしています。
アメリカは大きな国です。各地によって予測される災害の種類が異なります。フロリダのようなハリケーンの被害、ケンタッキー州などのような竜巻。はたまたカリフォルニアでよく起こる地震や乾燥地帯で起こる森林火災。住む土地の特性、気候をしっかり理解した上で災害対策をすることがとても大事だと思います。
今回は家庭でできる自然災害への対策方法や、防災グッズなどを紹介していきたいと思います。万一の事態に備えておきましょう!!!
目次
17歳だった私が経験した東日本大震災
家庭でできる防災対策
防災グッズ
17歳で経験した東日本大震災
私は日本で生まれ育ちました。大阪出身で、私が1歳の時には阪神淡路大震災を経験。
記憶はあまりありませんが、朝方にものすごい恐怖で目覚めたことだけを覚えています。
両親の話では自宅の食器がたくさん割れたりと結構な被害があったそうです。
11歳の時には福岡に住んでいたのですが、西方沖地震も経験。博多でピアノの発表会に出ていた日のことでした。
ビルの窓ガラスがそこらじゅう割れていて、道路に割れたガラスが散乱していたこと、瓦屋根の住宅は瓦が落ちてしまい、ブルーシートで覆われた屋根が散見されたことを覚えています。
そして高校2年生の年度末の春、2011年3月11日、私は千葉県で東日本大震災を経験しました。
野球部のマネージャーをしていたのですが、練習中、ノックをしている時の出来事でした。
確か震度5強。度重なる強い余震。公共交通機関は全て止まりました。
幸い停電はしませんでしたが、自宅に帰るには電車が動かず帰れない状態でした。
放課後の出来事でしたが、学校から帰宅できない部活中だった生徒は全員教室に集められました。
教室内で見た、テレビの生放送で東北地方での迫り来る悲惨な津波の状況を目の当たりにしたときに、ことの重大さ、深刻さを実感したことを鮮明に覚えています。
お話しした通り、私は東日本大震災の前に1歳の時の阪神淡路大震災の記憶はともかく、西方沖地震を経験して記憶にもちゃんと残っています。なのに、対策ができていなかったんです。
万一災害が起きた時にはどうするのか、連絡が取れない場合はどうするのかなど、考えるべきことを考えていませんでした。
回線は混み合い、通じない状態がしばらく続き、親に連絡することもできませんでした。
公共交通機関である電車は止まっているし、、、とても怖い状況でした。
幸い、私は当時携帯を二つ持っていた事が好転しました。
いわゆる平成ギャルの間で当時流行っていたウィルコムとの掛け持ちです。コム持ちでした。(笑)
ウィルコムは他の主要回線であるauやSoftBankやdocomoに比べると回線に余裕があったようで、コムからだと電話をかけることができました。。
なんとか母に連絡を取り、母が車で学校まで迎えに来てくれました。同じ方向に住む友達も拾って結論帰宅はできました。通常なら30分で着く道なのですが、道は大渋滞で、3〜4時間かけて母は迎えに来てくれました。帰宅できたのは午後10時頃だったと思います。
私は運よく、家族と連絡が取れたので帰宅できましたが、そうでなければなんの備えもなく、困った事でしょう。
それ以降、災害対策について見直しました。どうかみなさんも他人事だと思わず、いつ、何が起こっても最低限の対策があるかないかで変わってきますので、これを機に対策することを強くお勧めします。
家庭でできる防災対策
日頃から家庭内で防災について話し合うことはとても大事です。
- ◆日常の被害予防対策上の役割と災害時の役割の両方について決める。
- ◆災害時の避難に支障のあるお年寄り、病人、小さな子どもがいる場合は、だれが保護を担当するかなども話し合う。
- ◆いざというときの連絡方法を決めておく。
-
・アメリカやカナダなどにお住まいの場合は、全米カナダ法人安否確認システムというものがあるので、覚えておきましょう。(電話番号:1-866-903-2674、1-866-904-2674、1-866-905-2674の三つはアメリカ、カナダからであれば無料。1-718-313-9150は有料)
使い方:
- 上記いずれかに電話をする。無料通話の番号は、覚えやすいようにアメリカとカナダで使われる電話のキーパッドのアルファベットでANPI(安否)と語呂合わせになるよう下4桁が2674となっている。
- 電話番号と生年月日をあわせたパスワードを入力。
- 伝言を残す(30秒以内。伝言はいくつでも残せる。約1ヶ月間保存)
・日本の場合はNTTの災害伝言ダイヤル(171)も忘れずに。
- ◆避難場所の確認
-
避難場所や順路の危険箇所がないかなど、散歩がてらに下見をしておきましょう。
- ◆火の元を点検し、電気のブレーカーを切る
-
- 倒れた家財の中に器具スイッチが入った状態の電気製品があったりすると、通電再開後、思わぬ火事の種になることがあります。
- 熱帯魚のヒーター、電気ストーブなどから火が出た例もあります。家のブレーカーを切って避難しましょう。
- ◆避難情報や安否情報を書いたメモを残す
-
- 避難先や連絡先を書いた紙をドアや壁に貼るか書いておきましょう。
- 災害伝言ダイヤルを使いましょう。
- ◆安全な服装で、頭や手足を保護する
-
季節に関係なく長袖、長ズボン、手袋、ヘルメットなどを着用して、とがった破片や落下物などから身を守ります。
- ◆荷物は背負って、必要最小限に!
-
リュックなどに詰め、手の動きを自由にして、避難行動を容易にします。
- ◆車は使わずエンジンを切ってキーを付けたまま徒歩で避難
-
- 道路は、救急車、消防車、警察パトカー、救援物資搬送車など緊急通行車両に譲ります。
- 運転中に避難するときは、エンジンを切ってキーを付けたままにします。(場合によります)
- ◆お年寄りや子ども、障がいのある方は背負うかしっかりとひもで結ぶ
-
足場の悪い箇所を歩くときなど、手と手をつなぐのはかえってお互いの行動の自由を奪って危険を増します。
- ◆塀ぎわや狭い道、川そばの道などをできるだけ避ける
-
塀が倒れてきたり、路肩、護岸肩が崩れることがあります。
- ◆指定された避難所に避難する
-
最寄の避難所をあらかじめ確認しておきましょう。
家族の連絡や安否の確認が容易になるとともに、応急物資、救急医療など避難生活の迅速な支援につながります。
- ◆家具の安全な配置と転倒防止
-
- 家具の配置換えによって、地震が起きた際や浸水した際に家の中に安全なスペースをつくれないか工夫しましょう。
- 家具の転倒や落下を防ぐ方法を考え、そのための工夫などがあれば教え合いましょう。
- 非常持出し品も一人ひとりで持てば、重さは軽くできます。建物の外や万一家が倒れても外から取り出しやすい場所に用意しておけば、用意した非常持出し品を一度に持ち出せなくても、あとから取り出すこともできます。
- 非常持出し品のチェック
-
- 家族構成を考えながら必要な品がそろっているかをチェックしましょう。
- 定期的に新しいものと取り替える必要があるもの(食料、水、乾電池など)は、だれが担当するかなども話し合いましょう。
- 建物倒壊に備えて分散配置をしましょう。
- 一次持ち出し品
-
避難したときすぐに必要になるもの。食料や水は少なくとも 2日分は用意しましょう。しかし、あまり欲ばりすぎると重量オーバーになり、避難にも支障がでるので注意を。重さの目安は男性で 15kg 、女性で 10kg 程度。同じ種類の品なら、できるだけ軽量でコンパクトなものを選ぶ。実際に持ってみることが大事。重すぎる場合は、その一部を家庭に保管しておくとよいでしょう
- 二次持ち出し品
-
救援物資が届くまでの数日間を自活するためのもの。できれば5日分程度は用意してください。1回で運べる量は限られますが、その後も何度かに分けて運ぶチャンスもありますので、水や食料などは少し多めにストックしておくとよいでしょう。
- 災害時に配慮を要する人々の非常持出品
-
病気、妊娠中の方、高齢や障害のある方などはそれぞれの状態に応じたものを備えておくことが大切です。
地震発生から数日間は、個別のニーズに対応するきめ細かい生活支援は困難になるおそれがあります。服用する医薬品や病状のメモ、生活行動を介助する補装具、衛生用品、消化しやすい非常食などを用意しておきましょう。
いざという時は、ただちに避難しなければならないこともあります。そんな時に備えて、みなさんの家にも一度に必要なものを持ち出すことのできる非常持出袋を常備しておきましょう。
災害が発生したとき最初に持ち出す一次持ち出し品:
携帯ラジオ、懐中電灯、ろうそく、ヘルメット(防災ずきん)、非常用食料品(家族が2日すごせる程度)、水、衣類、生活用品(ライター、軍手、紙コップ、缶きり、ビニールシート、栓抜き、ウェットティッシュなど)、救急薬品、常備薬、キャッシュカード(日本であれば預金通帳、印鑑、健康保険証)、現金、その他御家庭で必要と思われるもの。
非常持ち出し品のポイント:
手がふさがらないためにもリュックが原則!
- 食糧などは2-3日家族が過ごせる程度。欲張らないこと!
- 冬などは寒さ対策も忘れずに!
- 置く場所は玄関などすぐに取り出せる場所におく!
価格:$121.91 (4人用)
人数や内容を選べるようになっているのでとても便利です。
例えばこのデラックスセットだと5年間の保存期間がある飲水、食料をはじめ、浄水ができるタブレット、応急処置キット、歯磨きセット、体拭きシート、ティッシュ、櫛などの衛生用品に加え、ナイフ、笛、懐中電灯、ダクトテープなどのサバイバルに必要なものも搭載されています。災害に遭って72時間生き延びる事ができる必要量が入っています。リュックもついているのでこれがあればまず一安心かもしれません。
価格:$240(4人用)
こちらも人数によって選べます。上記の飲水、食料、衛生用品などに加え、簡易テント、寝袋、カイロ、カッパやスマホなどの充電機能がついた懐中電灯かつラジオも入っていてより非常時に備えたセットとなります。
価格:$29.90
こちらは高機能でソーラーによる充電もできる懐中電灯/ラジオ/充電器です。
コンセントがなくてもソーラーやハンドルで蓄電ができるというのは災害時にとても助かると思います。また、ラジオにもなっているので最新の情報をいち早く入手することもできるので災害時には必須のアイテムかと思います。
LifeStraw – Personal Water Filter for Hiking, Camping, Travel, and Survival
価格:$14.92
これは画期的!即座に使える浄水ができるフィルターです。
大きなストローのような容量で使います。水道水が止まってしまったときや飲水が確保できない時に重宝するアイテムです。川の水などに直接この大きなストローを当てて使う事ができます。
99.99999%の菌(サルモネラや大腸菌など)、99.99999%の寄生虫(ジアルジア、クリプトスポリジウムなど)、99.99999%のマイクロプラスチック、汚れ、砂、濁りを取り除く事ができます。
これ一本でなんと最大4000リットルの水を濾過することができます。災害時だけでなくキャンプの時の非常用に持っていてもいいかもしれませんね!
価格:$59.45
こちらも濾過器なのですが、ストローのような形ではなくポンプ式になっているので使い勝手がいいのはこちらかもしれません。1分で500mlろ過できるというスピードも助かります。
いかがでしたか?
これを読んで災害対策に対する危機感を強めていただけたら幸いです。アメリカに暮らしている私たち日本人である外国人は色んな面で弱者と感じることがあります。言葉の壁だったり文化の違いだったり、はたまた人種差別だったり。
災害時も弱者とならぬよう、日々の対策を心がけましょう。
インスタグラムではアメリカでの生活や訪れてきた素晴らしい場所などを紹介しています!
質問などがある場合はインスタグラムのDMからご連絡いただけると幸いです★