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畜牛狙った窃盗団が村襲撃で88人死亡 ナイジェリア

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Yahoo!ニュースによると、

【AFP=時事】ナイジェリア北西部ケビ(Kebbi)州の警察当局は6日、畜牛を狙った窃盗団が複数の村を襲撃し、88人が死亡したことを明らかにしました。

警察によると、襲撃があったのは3日。隣接する7つの村々がバイクに乗った数十人の窃盗団に襲撃され、6日現在も襲撃から逃れた多くの住民が行方不明となっているとのこと。警察は、死者の数がさらに増える可能性もあるとしている。

近隣の村では今年4月にも武装した男らによる家畜を狙った襲撃が発生し、銃撃戦の末に警察官9人が死亡しました。

ナイジェリア北西部と中部は現地で盗賊として知られる犯罪組織の拠点になっていて、村への襲撃や住民への嫌がらせ、住居への放火が頻発しているそうです。

また、5月30日にはナイジェリアの学校襲撃。拉致された子は136人。という痛ましい事件が起きたばかりです。

【アブジャAFP時事】ナイジェリア西部ナイジャ州のイスラム神学校襲撃事件で、州政府は2日夜、連れ去られた子供は136人に上ると発表。事件翌日の州政府の発表では被害者数は不明でした。州副知事は「どうすれば安全に連れ戻せるか交渉を試みている」と強調。ただ「(治安当局は)最善を尽くしているが、十分な装備がない」とも語っているそうです。 

CNNより引用;

The attackers who swept through 8 villages in Nigeria’s Kebbi state had come from the neighboring states of Niger and Zamfara, authorities say.

(CNN)Attackers killed 88 people in Nigeria’s Kebbi state on Thursday, spurring its governor to pledge a bigger deployment of security forces on Sunday as insecurity spreads largely unchecked through the country’s northwest. Perpetrators swept through eight villages, killing people and sending residents fleeing, police said, giving a death toll of 88. Details began to emerge on Saturday. A spokesperson for Kebbi Governor Abubakar Bagudu said on Sunday the attackers had come from neighboring Niger and Zamfara states, rustling cattle and destroying crops. Gunmen have ramped up attacks on the region’s communities in recent years, forcing thousands to flee across Nigeria’s northern border to Niger. The attackers have become globally notorious because of mass kidnappings at schools, with more than 800 students abducted since December.

The rampant violence has spawned a humanitarian crisis, international aid group Medecins Sans Frontieres said on Thursday.On Sunday, the governor promised financial aid, and “requested communities in the area to be tolerant, accommodating, friendly and peaceful,” his spokesperson said in a statement.

家畜の窃盗をめぐって少なくともすでに88人の方が亡くなられた。。別件ですがつい最近学校に通う子供たち136人が拉致された。。本当にこんな悲しいことが2021年になってもなくならない。拉致、窃盗、殺害をした集団はどんな人たちなんだろう。人間の心はないのだろうか。

生まれながらに極悪人だったわけじゃないよね。何が彼らを悪人にするのか。

貧困と教育かなと私は思う。

貧困と教育って世界レベルで見ても比例する気がしています。アメリカでも、やっぱり経済的に豊かでない州の教育の質って、経済が豊かな州に比べて劣ってるんです。なのでこんなこと言いたくないけど、アメリカ南部の州のちゃんとした教育を受けていない人たちの英語ってめちゃくちゃ。私が話す英語の方がはるかに正しいと、主人は言います。

貧困によって、学校に行くことができない子供たち。教育を受けることなく大人になる。十分な教育を受けていないので、大人になっても貧困から抜け出すことができない。その子供に子供が出来ても同じループ。自分が十分な教育を受けていないので、子供に教育を受けさせようという気がおそらくそこまでない。よって負のループが続く。

負のループによって出来上がった負の社会。貧困で、ギリギリの生活。悪いことをしたってもう失うものはないという感覚になるんじゃないかなぁ。

普通日本人だったら仕事をしていて、養う家族がいて、大事な友達がいて。世間体を気にして。失うものが多すぎて、それが犯罪に手を染める前のストッパーにはなりますよね。

貧困を極めるとそういう、「失いたくないもの < 悪いことをしてでも得たいもの」の方が大きくなっちゃうんじゃないかなと思う。

私は一応大学では国際学部を専攻していたので、こういう世界の貧困や宗教、文化、生活などについてはとても興味がある。

でもこうやって世界に目を向けると悲しいニュースがとても多いなと思います。

略奪、拉致、殺害。みんな同じ人間なのに、住む場所が違うだけでどうしてこんなにも違うのだろうか。みんなそれぞれ異なることは世界をユニークにする良い面ももちろんあるんだけど、文化や経済状況が違うということで殺害が起きてしまうというのは怖い。

今回、家畜を略奪されて、生活の術を無くしてしまった人たちはどうなるだろうか。彼らももう失うものがなくなったかもしれない。そうなると彼らもまた、窃盗集団という犯罪に手を染めてしまい、また別の村を襲撃し物を奪ったり殺害したりする。という負の連鎖が続いてしまうのではないかと思っている。そうでないことを願うばかりですが。

私たち日本人が育ってきた環境とは真反対の環境で生きている人たちが世界には沢山いるし、日本のような豊かな国が世界の大半ではない。ということを改めて知っておく必要があると感じさせられたニュースでした。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

そして、拉致された子供たちが1日も早く、安全に帰ってくることを祈るばかりです。

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